GW中に米国株+10%・日経6万円突破!円安155円でNISA積立投資家はどうする?【2026年5月最新】
2026年のGW中、S&P500が月間+9.96%(5年5ヶ月ぶり高水準)で7,259ドルの史上最高値圏へ。日経平均も6万円突破・先物62,200円超え、円は155円台に。この3つの同時上昇がNISAのオルカン・S&P500積立投資家にどう影響するかを初心者向けに解説。
GWに何が起きたのか?——3分で理解する「爆上げの全貌」
2026年の大型連休(ゴールデンウィーク)中、日本が休場の間に世界の金融市場で大きな動きがありました。
投資初心者でも分かるように解説します。
- 米国株(S&P500)が約10%急騰:4月の月間上昇率が+9.96%と、約5年5ヶ月ぶりの高水準。 5月5日時点で7,259ドルと史上最高値圏に到達しました。
- 日経平均が6万円の壁を突破:日本の連休明けを前に、先物価格が62,200円を超える場面も。 「日本株もアメリカ株も同時高」という状況です。
- 円が155円台に下落(円安進行):2ヶ月半ぶりの水準まで円が下がりました。 円安はオルカンの「円換算の価値」を押し上げる効果があります。
「自分はNISAでオルカンを積み立てているだけ。このニュース、関係ある?」 ——大いに関係あります。むしろ、NISA積立投資家にとって最も重要な局面の一つです。
S&P500「月間+9.96%」は何がすごいのか?100万円で考える
「+9.96%」と言われてもピンとこない方のために、具体的な金額で考えてみましょう。
- 100万円のS&P500ファンド → 約110万円(+約10万円)
- 300万円 → 約330万円(+約30万円)
- 500万円 → 約550万円(+約50万円)
これがたった1ヶ月で起きたことです。
直近で比較できる似たような急上昇は、2020年11月(バイデン当選+ワクチン期待)の月間+10.8%以来、 約5年5ヶ月ぶりの高水準です。
上昇の主な理由は3つです。
- 米国企業の決算が「過去最高水準の好決算」: S&P500構成銘柄の84%がアナリスト予想を上回り、EPS成長率は+25%(5年平均の1.6倍)。 Apple・Meta・Microsoft・Amazonが相次いで予想超過を記録しました。
- 原油価格が急落してインフレ懸念が和らいだ: 米イランの交渉進展報道でBrent原油が1日で6%下落。 物価上昇への警戒が薄まり、株式市場に資金が流入しました。
- トランプ関税の「最悪シナリオ」回避: 中国との関税交渉が進展する兆しが出てきたことで、市場の恐怖感が後退しました。
日経平均6万円突破——あなたのオルカンへの影響は?
日経平均が2026年4月に史上初の6万円を突破しました。GW中の先物では62,200円を超える場面もあり、 「日本株も本格的な上昇局面に入った」と市場参加者が感じています。
NISAでオルカンを積み立てている場合、日経平均の上昇は直接的な追い風です。
- オルカンの日本株比率は約5.5〜6%(国別構成比)。 100万円のオルカン保有なら、約5.5〜6万円分が日本株です。
- 日経平均が10%上昇すると、オルカンの日本株部分も約10%値上がり。 100万円のオルカンで約5,500〜6,000円のプラス効果があります。
「数千円か……」と思うかもしれませんが、これは日本株だけの話です。 同時に米国株(約61%)も上昇しているため、合計効果はずっと大きくなります。
円安155円:オルカン積立への具体的な影響
円が155円台に下落しました(円安)。これはオルカン積立投資家にとってどういう意味があるのでしょうか。
結論から言えば、「すでに保有している分には追い風」「これから買う分にはやや割高」という二面性があります。
すでに持っているオルカン:円安は含み益が増える
例えば、1ドル=150円の時に100万円分のオルカンを買ったとします。 そのオルカンの中身は外国株(主に米国株)なので、ドル建てでは変わらなくても、 円安(155円)になるだけで円換算の評価額は上がります。
- 購入時: 100万円 ÷ 150円 = 約6,667ドル相当
- 現在: 6,667ドル × 155円 = 約103.3万円(+約3.3万円の円安効果)
米国株の値上がりに加えて、円安効果も乗っかっている状態です。
これから積み立てる分:為替ヘッジなしのファンドで問題なし
「円安の今、積立を続けていいの?」と心配する方もいますが、 積立投資はドルコスト平均法で時間を分散するため、タイミングを計る必要はありません。
円高になれば同じ金額でより多くの口数を買える。円安になれば口数は少ないが評価額は高い。 これを毎月繰り返すことで、平均取得コストが平準化されます。
ウォーシュ新FRB議長:利下げなしでも株価が上がる理由
2026年5月15日、パウエル議長がFRB(米国中央銀行)議長を退任し、 ケビン・ウォーシュ氏が後任として6月16〜17日のFOMCを主導します。
市場では「利下げなし」の見通しが強まっています(2026年中の利下げ確率は10%未満)。 それでも株価が上昇しているのはなぜでしょうか。
理由は「利下げがなくても企業が十分に稼げている」からです。 S&P500のQ1決算でEPS成長率が+25%に達しているということは、 高金利環境でも米国企業の収益力が健在だと証明されています。
高金利 + 好決算 = 「利下げなしでも株価が上がる」というのが2026年5月の市場の論理です。
「史上最高値での積立継続」は正しいか?——データが示す答え
「S&P500が最高値圏にある今、積立を続けていいの?」——これは多くのNISA投資家が悩む問いです。
データが示す答えは「YES、続けるべき」です。
米国の研究(Nick Maggiulli「JUST KEEP BUYING」より)によると、 S&P500が「史上最高値」にある日に投資した場合と、そうでない日に投資した場合を比較すると、 10年後の平均リターンはほぼ同等であることが分かっています。
直感に反するかもしれませんが、理由はシンプルです。 「史上最高値」は更新されることが歴史的に当たり前だからです。 1980年代から今日まで、S&P500は何千回も「史上最高値」を更新してきました。 「最高値だから買うのをやめる」と決めていたら、ずっと買えていないことになります。
- S&P500は過去70年で約150倍:最高値を恐れて休んだ期間が長いほど、この複利の恩恵を受けられない。
- 積立をやめるリスク > 最高値で買い続けるリスク: タイミングを外すコストは、分かっているよりも大きい。
あなたのNISAポートフォリオで今すぐ確認すべき4つのこと
まとめ:GW爆上げ後のNISA積立、3つの結論
- 積立は止めない: 史上最高値圏でも積立継続が正解。データが示す通り、最高値更新は歴史的に当たり前。
- 円安はオルカン保有者に追い風: すでに持っているファンドの円換算評価額が上昇中。新規積立も為替ヘッジなしファンドで問題なし。
- 日本株6万円もオルカンに恩恵: 全世界株式の日本株部分(約6%)も値上がり。米国株と合わせた二重の追い風。
関連書籍(もっと学びたい方へ)
JUST KEEP BUYING 自動的に富が増える「お金」と「時間」の法則
ニック・マジューリ
「史上最高値での積立継続」を含む積立投資の根拠をデータで示した現代の必読書。最高値圏での投資継続を迷っている方に特に推薦。
ウォール街のランダム・ウォーカー
バートン・マルキール
インデックス投資がなぜ合理的かを歴史と統計で徹底検証した古典。オルカン・S&P500を選ぶ根拠を深く理解したい方に。
通勤中に投資本を「聴く」という選択肢
Amazonが運営するオーディオブックサービスAudibleは30日間無料体験可能。紹介した投資本の多くがラインナップにあり、通勤・家事・運動中のスキマ時間にインプットできます。体験期間中に解約すれば料金は発生しません。
※本記事は情報提供を目的としており、投資の推奨・勧誘ではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。書籍リンクはAmazonアソシエイトのアフィリエイトリンクです。