2026年版ポートフォリオ管理アプリ比較: PFWise vs 配当キング vs カビュウ vs ハイトン
43juni終了後の代替ツールを2026年最新情報で徹底比較。PFWise・配当キング(6口座対応)・カビュウ(三菱UFJ追加)・ハイトン(投信500銘柄)・Sharesightをスコア機能・CSV・セキュリティ等6軸で比較。
「43juniが終了した今、何を使えばいい?」
2023年に43juniがサービスを終了してから約3年。当時の「代替ツール難民」の多くは何らかのツールに移行しましたが、「正直、今使っているツールが自分に合っているかわからない」「もっと良いものがあるなら乗り換えたい」という声は今も絶えません。
さらに2026年に入り、状況は変化しています。配当キングがmoomoo証券を追加して6口座連携に対応、ハイトンが投資信託500銘柄対応を発表、カビュウが三菱UFJ対応を追加——各サービスがアップデートを続けており、「今どれが一番いいか」という判断は定期的に更新が必要です。
この記事では2026年4月11日時点の最新情報をもとに、主要5ツールを6つの軸で徹底比較します。公平な比較を心がけますが、開発者がPFWiseを運営していることを最初に開示します。
比較対象5ツールの概要
PFWise(portfolio-wise.com)
43juniユーザーが「本当に欲しかった機能」をコンセプトに開発した、CSV取込型のポートフォリオ管理ツールです。日本株・米国株・投資信託の横断管理に加え、9指標のPFスコアとセクター分析が特徴です。
配当キング
高配当株の配当金管理に特化した無料ツールです。2026年3月にmoomoo証券を追加し、SBI・楽天・松井・マネックス・auカブコム・moomooの6口座連携に対応しました。配当カレンダーと年間配当収入の管理が充実しています。
カビュウ
個別株の詳細分析に強い有料ツールです。2026年3月に三菱UFJ証券を追加し、6社以上の証券口座連携に対応。銘柄スクリーニング・業績分析機能が豊富で、月額課金で運営されています。
ハイトン
投資信託管理に特化した無料ツールです。2026年4月時点で楽天・VYM等を含む投資信託500銘柄に対応し、NISAのつみたて投資枠で積み立てている高配当投信ユーザーに人気があります。
Sharesight
オーストラリア発のグローバル対応ポートフォリオ管理ツールです。日本株・米国株・ETFの横断管理、税務レポート出力機能が充実しており、無料プランと有料プランがあります。
6軸徹底比較(2026年4月時点)
比較軸1: スコア・総合評価機能
- PFWise: 9指標PFスコア(分散度・リスク・コスト・配当・成長・流動性・通貨・セクター集中度・目標乖離)。HHI集中度で数値化。100点満点で総合採点。
- 配当キング: ポートフォリオ評価機能は限定的。配当利回りや銘柄別パフォーマンスは確認可能。
- カビュウ: 銘柄別の詳細スコア(財務・成長率・バリュエーション等)。ポートフォリオ全体の総合スコアは提供していない。
- ハイトン: 投資信託の純資産・評価額推移を中心とし、スコア機能は提供していない。
- Sharesight: パフォーマンスレポート(リターン率・IRR等)が詳細。スコアではなく数値レポート形式。
比較軸2: CSVインポート対応
- PFWise: SBI証券・楽天証券・マネックス・松井証券等の形式に対応。複数口座のCSVを自動マージ。
- 配当キング: CSV取込対応あり(口座連携の補完として)。
- カビュウ: CSV取込対応あり。口座連携が主な利用方法。
- ハイトン: 手動入力が基本。CSV取込は限定的。
- Sharesight: CSV取込対応(複数フォーマット)。ブローカー固有フォーマットへの対応状況は要確認。
比較軸3: 証券口座連携
- PFWise: 非対応(方針上、証券IDを預かる口座連携は行わない)。
- 配当キング: 6口座対応(SBI・楽天・松井・マネックス・auカブコム・moomoo)。スクレイピング方式。
- カビュウ: 6社以上対応(三菱UFJ追加済み)。スクレイピング方式。
- ハイトン: 口座連携対応あり(対応証券会社数は限定的)。
- Sharesight: 一部ブローカーとのAPI連携対応(日本の証券会社は対応限定)。
比較軸4: NISA対応
- PFWise: NISA口座のCSVを他口座と合算管理可能。目標配分設定でつみたて枠・成長枠の管理を支援。
- 配当キング: 口座連携経由でNISA口座の配当金を管理可能。
- カビュウ: NISA口座連携対応。税務面(非課税・特定口座)の区別管理が可能。
- ハイトン: つみたてNISAの投資信託管理が主な用途。NISA対応に特化した設計。
- Sharesight: 日本のNISA制度に最適化はされていない。税務レポートは豪・英・NZ等向けに充実。
比較軸5: 無料で使える範囲
- PFWise: セクター分析・PFスコア・配当管理・配分シミュレーション等の主要機能が完全無料。Standardプランで追加機能あり。
- 配当キング: 基本機能は無料。一部のプレミアム機能は有料。
- カビュウ: 月額課金制(一部機能のみ無料)。詳細分析は有料プランが必要。
- ハイトン: 基本機能は無料。
- Sharesight: 無料プランは保有銘柄数に制限あり(10銘柄まで等)。複数口座・詳細レポートは有料。
比較軸6: セキュリティ
- PFWise: 証券IDを預からないCSV取込型のため、証券口座への不正アクセスリスクがゼロ。Googleアカウントによる認証のみ。
- 配当キング: 証券IDとパスワードを登録するスクレイピング型。万が一のデータ漏洩時に証券口座へのリスクが生じる。金融庁も「第三者サービスへのID提供は慎重に」と呼びかけている。
- カビュウ: 同上。スクレイピング型の口座連携はセキュリティ上の留意が必要。
- ハイトン: 口座連携の場合は同様のリスク。手動入力・CSV型は比較的安全。
- Sharesight: API連携型(スクレイピングより安全)だが、データは海外サーバーに保存。
どんな人にどのツールが向くか
PFWiseが向いている人
- 証券IDを第三者サービスに預けることに抵抗がある(セキュリティ重視)
- 日本株と米国株・投資信託を一画面で横断管理したい
- セクター分析・9指標スコアでポートフォリオを総合評価したい
- リバランスの判断に使える定量的なデータが欲しい
- 無料で主要機能を使いたい
- 43juniのような「ポートフォリオ健全性スコア」機能を求めている
配当キングが向いている人
- 高配当株を中心に保有していて、配当金の月別・年別管理を重視したい
- 複数の証券口座を自動同期させて配当カレンダーを自動更新したい
- 配当再投資(DRIP)の計画を立てたい
カビュウが向いている人
- 個別株の財務分析・業績推移・バリュエーション比較を詳しく調べたい
- 銘柄スクリーニング機能を使って新しい投資候補を探したい
- 月額料金を払ってでも詳細な分析ツールを使いたい
- 三菱UFJを含む多くの証券会社を使っていて、すべて自動連携させたい
ハイトンが向いている人
- NISAのつみたて投資枠で投資信託(オルカン・VYM等の高配当投信含む)を中心に管理したい
- 投資信託の純資産推移や評価額変化をシンプルに確認したい
- 個別株はほとんど持っておらず、投信オンリーで運用している
Sharesightが向いている人
- 日本株だけでなく、海外ETF・外国株式も多数保有しており、グローバルに管理したい
- パフォーマンスレポート(IRR・MWR等)を細かく分析したい
- 英語UIに抵抗がなく、海外ツールを使いこなせる中〜上級者
PFWiseが「証券ID不要」にこだわる理由
PFWiseは意図的に口座連携機能を持っていません。その理由は明確です。
証券会社の口座には、ユーザーの長年の積立資産が保管されています。100万円・300万円・1,000万円という資産が入ったアカウントのIDとパスワードを、第三者サービスに預けることは、そのサービスがハッキングされた場合に直接的な金銭的被害が生じるリスクを意味します。
CSV取込型は、証券会社のサイトで自分でCSVをダウンロードし、PFWiseに取り込む手順が必要です。月に1〜2回の操作は確かに手間がかかります。しかし、ログイン情報がPFWiseのサーバーに一切保存されないという安全性は、その手間に見合う価値があると考えています。
金融庁も「銀行・証券のIDとパスワードを第三者サービスに提供することは、規約上認められていない場合が多く、万が一の場合に保護されないリスクがある」として注意を呼びかけています。
比較まとめ表(2026年4月時点)
| 機能・特徴 | PFWise | 配当キング | カビュウ | ハイトン | Sharesight |
|---|---|---|---|---|---|
| スコア・総合評価 | ◎ 9指標PFスコア | △ | ○ 銘柄別 | × | ○ リターン率 |
| CSVインポート | ◎ | ○ | ○ | △ | ○ |
| 証券口座連携 | × (方針) | ◎ 6口座 | ◎ 6社以上 | ○ | △ (限定) |
| NISA対応 | ○ | ○ | ○ | ◎ 投信NISA特化 | △ |
| 完全無料 | ◎ 主要機能無料 | ○ | △ 月額あり | ○ | △ 銘柄数制限 |
| セキュリティ | ◎ ID不要 | △ ID登録あり | △ ID登録あり | △ | ○ API型 |
| 43juni感覚に近い | ◎ | △ 配当特化 | ○ | △ 投信特化 | △ 海外向け |
◎=非常に得意 ○=対応 △=部分対応・条件あり ×=非対応 ※2026年4月11日時点の情報をもとに作成。各サービスの仕様は変更される場合があります。
まとめ——「43juniの後継」を探している方へ
2026年4月現在、国内の主要ポートフォリオ管理ツールは各社がアップデートを続けており、それぞれに強みと弱みがあります。
- 配当金管理重視で自動連携したい → 配当キング(6口座対応)
- 投資信託(NISA)中心で管理したい → ハイトン(500銘柄対応)
- 個別株の詳細分析を重視する → カビュウ(月額課金)
- グローバル対応でリターン率を細かく分析 → Sharesight
- セキュリティ重視×日米株横断×9指標スコア×無料 → PFWise
43juniが提供していた「日米株横断管理+セクター分析+ポートフォリオ総合評価」という体験に最も近いのがPFWiseです。証券IDを渡す必要がなく、CSVをインポートするだけで始められるため、まず試してみることをおすすめします。
※本記事は2026年4月11日時点の公開情報をもとに作成しています。各ツールの機能・料金・対応口座数は随時変更されます。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。本記事はPFWise運営者が執筆していますが、他社サービスの情報は公開情報に基づき客観的に記載するよう努めています。