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4月27日が配当権利確定日!NISA成長枠で高配当ETFの配当を非課税で受け取る完全ガイド

2026年4月27日が配当権利確定日。NISA成長枠で高配当ETF(1489・1577等)を購入すれば配当が完全非課税に。権利付き最終売買日の仕組みから購入期限・注目銘柄まで初心者向けに解説。

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2026年4月27日——配当の「締め切り日」が迫っています

「配当をもらいたいなら、その日までに株を買っておかないといけない」——そんな「締め切り日」のことを配当権利付き最終売買日と呼びます。

2026年4月に配当や優待の権利確定を迎える銘柄の多くは、4月27日(月)が権利確定日です。ただし、実際に株を購入する際は約定から2営業日後に決済が完了するため、4月25日(土)は株式市場が休みのため、実質的に4月24日(金)が購入期限となります(※証券会社によって多少異なります)。

この記事では、配当の仕組みから、NISA成長枠での活用法まで、投資初心者でも分かるように解説します。

なぜ今、高配当株が注目されているのか

2026年4月22日現在、日経平均株価は59,585円と史上最高値を更新しています。しかし、トレンドデータでは「配当」に関連するツイートが最も多く(11件)、多くの個人投資家が「株価上昇」だけでなく「配当収入」への関心を高めています。

その背景には:

  • 日本株の配当性向(利益のうち配当に回す割合)が上昇トレンド
  • 東証の「PBR1倍割れ企業への改善要求」で増配・自社株買いが加速
  • NISA成長枠での高配当ETF購入が完全非課税になるという制度的メリット

あなたが月3万円を積み立てるオルカン・S&P500と並行して、成長枠に高配当ETFを少額組み込むことで、「配当収入」という第2の柱を作れます。

「今から買っても間に合う?」 — 4月の権利スケジュール

4月権利確定銘柄のスケジュールは以下の通りです:

  • 4月24日(木):実質的な購入期限(この日中に株を購入・約定すれば権利が取れる)
  • 4月25日(金):株式市場は休場(土曜扱い、東京証券取引所は月〜金のみ)
  • 4月27日(月):権利確定日(この日の引け時点で株を保有していれば配当権利を取得)
  • 4月28日(火):権利落ち日(通常、株価が配当金相当分下落)

重要:株式の決済は約定から「2営業日後」です。4月25日(金)に購入しても、決済が完了するのは4月29日(火、祝日)となり権利を取れません。遅くとも4月24日(木)の取引時間内に購入する必要があります

ただし、「配当のために慌てて買う」のは禁物です。権利確定直前は株価が上昇しやすく、権利落ち日には反落する傾向もあります。長期保有が前提でない銘柄を配当目的だけで買うのは避けましょう。

NISA成長枠で配当を受け取ると「完全非課税」になる

通常、配当金には約20.315%の税金がかかります。たとえば年間10万円の配当をもらっても、約2万円が税金で引かれます。

しかしNISA口座(成長枠)で購入した株・ETFの配当は、全額非課税です。年間10万円の配当がそのまま10万円受け取れます。

100万円を配当利回り5%の高配当ETFに投資した場合:

  • 課税口座: 年間配当5万円 → 税引後 約3.98万円(税率約20.3%)
  • NISA成長枠: 年間配当5万円 → 税引後 5万円(全額受け取り)

10年間継続すれば、差額は約10万円になります。NISA口座での高配当投資は、配当課税という「見えないコスト」を完全になくせる強力な手段です。

注目の高配当ETF:4月権利確定対象の銘柄

以下のETFは4月に分配金の権利確定があることが多く(銘柄ごとに確認が必要)、NISA成長枠で購入可能です:

NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型ETF(1489)

  • 概要: 日経高配当50指数に連動。配当利回りが高い50銘柄を均等分散
  • 分配利回り目安: 約3.5〜4.5%(市場環境による)
  • 特徴: 日本の代表的高配当株50銘柄をまとめて保有。年4回分配
  • 最低購入額: 約2〜3万円(株価変動あり)

NEXT FUNDS TOPIX高配当50指数連動型ETF(1577)

  • 概要: TOPIX(東証全銘柄対象)から高配当上位50銘柄をピックアップ
  • 特徴: 1489より幅広いセクターから選出。金融・エネルギー系が多め
  • 分配利回り目安: 約3〜4%

iShares MSCI Japan High Dividend ETF(外国ETF)

  • 概要: 日本の高配当株を対象にしたMSCIインデックス連動型(米国上場)
  • 特徴: 外国ETFのためNISA成長枠での扱いに注意が必要(証券会社による)

注意: ETFの分配金はファンドによって年1回・2回・4回と異なります。また、4月権利確定かどうかは各ETFの決算月を確認してください(1489は1月・4月・7月・10月が権利確定月)。

「配当が上がるとどうなる?」「下がるとどうなる?」

投資初心者がよく疑問に思う「もし配当が変わったらどうなるの?」について解説します。

配当が増える(増配)場合

増配は業績好調・財務改善のシグナルです。株価は通常上昇し、保有する配当ETFも値上がりします。あなたのNISAポートフォリオにとっては「株価上昇 + 配当増加」のダブル恩恵になります。2026年は東証改革の影響で増配企業が多く、追い風の環境です。

配当が減る(減配)場合

減配は業績悪化のサインであることが多く、株価が急落するケースがあります。ただし、高配当ETFは50銘柄程度に分散しているため、1社の減配による影響は限定的です。個別高配当株を集中保有するよりも、ETFでリスク分散するのが初心者には安全です。

円安が進んだ場合

外国ETFや輸出関連の高配当株は、円安局面で増収効果が出やすく配当が増える可能性があります。一方、輸入コストが上がる業種(食品・小売)は利益が圧迫されます。2026年4月時点で円は1ドル≈148〜152円水準と円安傾向が続いており、輸出型日本株の高配当ETFには追い風です。

高配当ETFをオルカン・S&P500と組み合わせる考え方

「全部オルカンで良いのでは?」と思う方もいるでしょう。実は、組み合わせには理由があります。

  • オルカン・S&P500: 長期的な資産成長を狙う「攻め」の資産
  • 高配当ETF: 定期的に「配当収入」として現金が入ってくる「守り兼安定」の資産

たとえば、NISA枠360万円(つみたて120万 + 成長240万)を以下のように配分する例があります:

  • つみたて枠120万円: オルカンまたはS&P500を月10万円で積立(長期成長狙い)
  • 成長枠240万円のうち180万円: オルカンまたはS&P500を一括or積立(長期成長)
  • 成長枠の残り60万円: 高配当ETF(1489等)でスポット購入(配当収入の柱を作る)

配当利回り4%の高配当ETFを60万円分保有すれば、年間約2.4万円(月2,000円相当)の配当が非課税でもらえます。小さいようですが、「自動的に入ってくるお金」という感覚はポートフォリオ管理の継続モチベーションにもなります。

PFWiseで配当カレンダーを管理する

高配当ETFを複数保有すると、「いつ、どの銘柄から配当が入るか」を把握するのが難しくなります。PFWiseのポートフォリオ管理機能を使えば、保有銘柄の配当情報を一元管理できます。

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